おもてなし婚とは？ゲスト一人一人への心配りを大切にする結婚式スタイル
結婚式にはさまざまなスタイルがありますが、そのひとつに「おもてなし婚」があります。おもてなし婚とは、ゲストに喜んでもらうことを重視して挙げる結婚式スタイルのこと。
結婚式は新郎新婦を主役とするイメージが強いですが、近年ではゲストへのおもてなしを大切にするおもてなし婚が増えてきています。結婚式をこれまでお世話になった大切なゲストに感謝を伝える場と考えるカップルが増えたことが、おもてなし婚が増えている理由のひとつです。
結婚式会場選びもゲストの満足度に関わる！満足度の高い会場選びのポイント
結婚式を挙げると決まったらまず始めるのは結婚式会場。ゲストに結婚式を楽しんでもらうためには、会場を選ぶときにもゲストが当日快適に過ごせるかをチェックするのが大切です。ブライダルフェアや式場見学の際には、ゲスト目線に立って確認しましょう。
＜ゲストの満足度を上げる会場選びのポイント＞
- 最寄り駅から会場までのアクセスが良い会場を選ぶ
- 挙式会場から披露宴会場までの移動距離が少ない会場を選ぶ
- 季節ごとの気温や天候を考慮して選ぶ
- 式場スタッフの対応や接客態度が良いと感じる会場を選ぶ
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結婚式でゲストが喜ぶおもてなし6選
ゲスト目線で考えるとはいえ、どのようなおもてなしが喜ばれるのか分からない方もいるでしょう。特にゲスト側として結婚式に参列した経験がなければ、ゲスト目線に立って考えるのが難しいことも。結婚式でゲストが喜ぶおもてなしを具体的に6つご紹介します。
1. ゲストが参加しやすい日取りを選ぶ
結婚式の日取りに特にこだわりがない場合は、招待するゲストが参加しやすい日取りを選ぶのがおすすめ。一般的に土日の昼は仕事が休みのゲストも多いので参加しやすく、新郎新婦に選ばれる人気の日取りです。
曜日だけでなく季節も重要です。夏や冬は暑さや寒さが厳しく、悪天候で公共交通機関にも影響することが多いため参列が難しいゲストがいる場合も。過ごしやすい春や秋は結婚式で人気の季節です。土日や春秋は人気のため結婚式費用が高額になることもあるので、予算を考慮して決めると良いでしょう。
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2. 交通手段や宿泊施設を手配する
遠方に住むゲストを招待する場合は、新幹線や飛行機などの交通手段や宿泊施設を手配すると喜ばれます。遠方ゲストは土地勘がない方も多いので、式場までのアクセスや宿泊施設に悩むことも。あらかじめ手配しておくことでおもてなしの気持ちも伝わります。
土日や大型連休などの混雑が予想できる日に結婚式を挙げる場合は、早めにゲストへ連絡しましょう。ゲストから連絡が来る前に行動することで、新郎新婦に対する安心感も増します。
3. 会場の詳細やアクセスをまとめた案内状を招待状に同封する
遠方ゲストはもちろんですが、近距離のゲストにも会場周辺の土地勘がない方もいるでしょう。会場の詳細や周辺施設の情報、最寄り駅からのアクセスなどを案内状にまとめて招待状に同封するのもゲストに喜ばれるおもてなし。
ゲストは新郎新婦のために時間を作って会場まで来てくれるので、当日に迷わないようにどのゲストにも分かりやすい案内状を作りましょう。車や電車、バスなど交通手段別の移動ルートも書いておくと親切です。
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4. ゲストのアレルギーや苦手食材に配慮した料理を選ぶ
披露宴で提供される料理は、ゲストのアレルギーや苦手食材に配慮したものを選びましょう。ゲストにアレルギーや苦手なものがあるかどうか、料理を決める前に把握しておくのが大切です。
妊婦ゲストや年配ゲストなど、ゲストの状況にあわせた料理を用意しておけば、ゲスト全員が料理を楽しめるので満足度も上がります。料理を楽しみにしているゲストも多いので、質や見た目にもこだわるのがおすすめ。洋食を食べ慣れていないゲストのために、洋食でも箸を用意しておくのも良いでしょう。
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5. ゲストの好みや持ち帰りやすさを重視した引き出物を選ぶ
結婚式では参列のお礼としてゲストに引き出物を贈ります。引き出物は贈り分けもできるので、ゲストの好みを考えて選ぶのがおすすめです。結婚式の記念だからといって、新郎新婦の写真やイラスト、名前を使ったアイテムを贈るとゲストを困らせてしまうこともあるので注意しましょう。
サイズが大きいものや重たいものは持ち帰りが大変なので避けるのがおすすめ。ゲストが手ぶらで帰れるようにPIARYの引き出物カードやヒキタク（引き出物宅配便）を活用するのもおすすめです。
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6. お車代やお礼は受け取りやすさを意識する
遠方ゲストをはじめ、主賓挨拶や乾杯スピーチ、受付などの役割を頼むゲストには、お車代やお礼ギフトを渡します。お車代やお礼ギフトを渡すときは、受け取りやすさを意識してかしこまりすぎない封筒や包装にするのもおもてなしです。
新郎新婦の気持ちとしては受け取ってほしいものですが、遠慮するゲストも。仰々しい封筒よりもカジュアルな封筒のほうがゲストも受け取りやすくなります。結婚式当日に渡すのは他のゲストの目が気になるという場合は、後日改めて渡すと良いでしょう。
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意外に見落としがち！結婚式前や待ち時間にゲストが喜ぶおもてなし
挙式が始まる前や披露宴が始まる前など、結婚式ではゲストに待ってもらう場面が意外に多いです。手持ち無沙汰だとゲストも退屈になってしまうので、待ち時間もおもてなしのチャンス。結婚式前や待ち時間にできるゲストが喜ぶおもてなしをご紹介します。
ゲストが着替えやメイク直しできる控え室を用意する
ゲストの中には事情により会場で着替えたい方や結婚式が始まる前にメイク直ししたい方がいるかもしれません。結婚式前にゲストが気軽に使える控え室を用意するのもおすすめです。
特に夏の結婚式では、会場に着くまでに汗をかいてメイク崩れが気になる方が多いことも。状況に応じてゲストが快適に過ごせるように、式場選びの際に控え室のことも確認しましょう。赤ちゃん連れで参列するゲストがいる場合は、授乳できるスペースを確保して事前に伝えておくのが大切です。
待ち時間も楽しめるアイデアを取り入れる
結婚式の進行を決めるときに、ゲストを待たせる時間はなるべく少なくするのもおもてなしのひとつ。ただ、どうしても待たせる時間は少なからず発生してしまうので、待ち時間も楽しめるアイデアを考えて取り入れるとおもてなしの気持ちが伝わります。
＜待ち時間が退屈にならないおもてなしアイデア＞
- 席札に感謝を込めた手書きメッセージ
- ウェルカムスペースに思い出の写真を飾り付け
- ウエルカムドリンクやウェルカムフードを提供
- 撮影スポットとフォトプロップスを用意
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ゲスト同士が交流できるアイテムを用意する
結婚式には会社関係や友人、親族などさまざまな関係性のゲストが参列するので、テーブルによっては初対面のゲストがいる場合もあるでしょう。待ち時間にゲスト同士が交流しやすいように、話題づくりになるアイテムを用意するのもおすすめです。
例えば、テーブルごとにゲストとの思い出が詰まった写真アルバムやプロフィールブックを用意したり、同じテーブルになったゲストの新郎新婦との関係性や趣味などが分かる他己紹介カードを用意したりすると会話のきっかけになるでしょう。
演出や余興でゲスト全員が楽しむためのおもてなしポイント6つ
新郎新婦のために結婚式へ足を運んでくれたゲスト全員に楽しかったと思ってもらうためには、演出や余興にもおもてなしの心や細やかな気配りを取り入れることが大切です。ゲストのために考えた演出でも、場合によってはゲストに不快な思いをさせてしまうことも。演出や余興を決めるときは、一度立ち止まって客観的に考えるのが大切です。
1. 新郎新婦とゲストが話せる時間を確保する
ゲストは新郎新婦をお祝いしたい気持ちで結婚式に参列するので、少しでも新郎新婦とゲストが交流できる時間を作りましょう。時間を作って参列した結婚式でひと言も新郎新婦と会話できないと、ゲストの満足度も下がってしまいます。
たくさんのゲストがいるので、周りのゲストに気を使って遠慮がちになってしまう方もいるでしょう。全員と満遍なく交流できるようにゲストそれぞれと写真を撮る時間を設けておけば、会話する時間もできるのでおすすめです。
2. ゲストに感謝を伝える演出を取り入れる
参列するゲスト全員に感謝を伝える方法として、演出を活用するのも良いでしょう。ゲストの写真に感謝のメッセージを添えたレタームービーを作ってサプライズで流すのもおすすめ。サプライズに驚きつつも、感動してもらえる演出になります。
直接言葉で感謝を伝えたいなら、新郎新婦がそれぞれのテーブルを回るテーブルラウンドがぴったり。グラスを持ってラフに乾杯して回る乾杯ラウンドや新郎新婦がドリンクを振る舞うドリンクサービスなど、結婚式の雰囲気にあわせて選びましょう。
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3. お二人らしい珍しい演出を取り入れる
ゲストの中には、これまでたくさんの結婚式に参列してきた方もいるでしょう。そのような方も楽しめる結婚式にするには、定番の演出だけでなくお二人らしい珍しい演出や余興を取り入れるのがポイントです。他の結婚式にはない演出や余興があれば、ゲストの記憶にも残るでしょう。
＜他と被りにくい珍しい演出アイデア＞
- ゲストの前でタイムカプセルを作るウェディングボックスセレモニー
- ケーキ入刀の代わりにお二人の好物で○○カット
- 写真映えもばっちりなカラードリップケーキ
- ゲストも参加できるフラワービュッフェ
4. 演出を詰め込みすぎないようにする
結婚式を盛り上げたいからといって、演出を詰め込みすぎるとゲストを疲れさせてしまう場合があるので注意しましょう。演出を楽しみたい方や料理もゆっくり楽しみたい方などゲストの楽しみ方はさまざま。
次から次へと余興やゲスト参加型演出があると料理を味わう時間がなくなったり、写真が満足に撮れなかったりとゲストの満足度も下がることも。メリハリをつけて盛り上がるシーンとゆったりできる時間をそれぞれ設けると良いでしょう。
5. サプライズ演出が苦手なゲストに配慮する
驚きと感動が生まれることから人気のサプライズ演出ですが、ゲスト全員がサプライズ好きとは限らないため注意が必要です。サプライズが苦手なゲストもいることに配慮し、人によっては困らせてしまうかもしれないサプライズ演出は避けるのがおすすめ。
サプライズ演出のひとつであるサプライズスピーチは、話すことが苦手なゲストにとってはストレスな場合も。おもてなししたいゲストに結婚式で不快な思いをさせないためにも、最大限配慮しましょう。
6. 内輪ネタになりそうな演出は避ける
さまざまな関係性のゲストが参加する結婚式では、一部の親しいゲストにしか伝わらない内輪ネタの演出は避けるのが無難です。伝わる相手には楽しい演出でも、分からないゲストにとっては退屈な演出になってしまいます。
演出を決めるときは「ゲスト全員が楽しめるかどうか」という目線で考えるのが大切。流行しているネタであっても、下品なものや年代によって伝わるか分からないものも避けたほうが良いでしょう。
結婚式でゲストも一緒に楽しめる！おすすめなゲスト参加型ゲーム4選
結婚式は新郎新婦が主役な場面がほとんどなので、ゲストが座って見ているだけの時間もあるでしょう。その中にゲスト全員が一緒に楽しめるゲスト参加型ゲームを取り入れれば、結婚式に一体感が生まれて全員で楽しめます。ゲスト同士が仲良くなるきっかけにもなっておすすめです。
＜ゲスト参加型のおすすめゲーム＞
- 新郎新婦にまつわるクイズ
- ドレス＆タキシード色当てクイズ
- プレゼントが当たるウェディングくじ
- ベストショットを決めるフォトコンテスト
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後悔しない結婚式をするためには、式場を即決するのではなく、契約前の準備期間がとても大切です。
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ゲストが喜ぶおもてなしを考えて満足度の高い結婚式を挙げよう
結婚式はお二人の特別な日であると同時に、大切なゲストへの感謝を伝える場でもあります。料理や引き出物選びはもちろん、ゲストが楽しめる演出やゲーム、プレゼントが当たる企画を取り入れることで、「楽しかった」「参加できてよかった」と感じてもらえるおもてなし婚に。
待ち時間の過ごし方や、ゲスト同士が自然に打ち解けられる工夫、心を込めた感謝の演出など、ゲスト目線の気遣いが満足度の高い一日をつくります。ゲストに笑顔で過ごしてもらえるような、あたたかい結婚式を目指しましょう。
