口コミを見るときに注意したいポイント4つ
結婚式場の大手口コミサイトには、さまざまな種類の結婚式場に関する口コミが数多く投稿されています。
投稿者のリアルな声を通して、式場のプラス面とマイナス面のどちらの面も知れるのがメリットですよね。
しかしながら、このメリットがまたデメリットにもなり得ます。
結婚式場の良いことも悪いことも書いてある口コミをただ読むだけでは、単にふたりを迷わせるだけになってしまう可能性があるためです。
参考にすべき口コミを効率よくチェックするために、まずは口コミを見るときに注意したいポイントを4つご紹介しますね。
カップルによって重視する点が違うことに注意
挙式のスタイルからゲストの人数、結婚式を挙げた時期、利用したプランなど、すべての希望や条件が同じ結婚式の口コミを探すのは、至難の業です。
さらに結婚式において自分たちが重視する点と、口コミ投稿者が重視する点が同じであるとは限りません。
いくら口コミが高評価でも、自分たちの重視する点に対してはイマイチなこともあります。
自分たちの重視する点、優先したい点を意識しながら口コミをチェックするようにしましょう。
投稿された時期に注意
口コミサイトには、何年も前に投稿された口コミがずっと掲載され続けていることが多いです。
結婚式場も時代のニーズや流行に合わせて日々変化をしているため、昔の口コミはあまり参考にならない可能性があります。
口コミを見る際には、出来るだけ最新のものを見るようにしましょう。
ほとんどのサイトでは口コミの並び順を変更できますので、「新着順」に並び替えてから口コミを読むのがおすすめです。
投稿者の年齢に注意
口コミを投稿した人の年齢にも注意が必要かもしれません。
料理の味付けや演出の仕方などは、世代によって好みがわかれることが多いためです。
結婚式に招待する予定のゲストの年齢層を考えながら、読む口コミを選ぶようにするといいでしょう。
見積もりは内容に注目
口コミの中には、実際の見積もりの写真を投稿しているものもあります。
参考になることもあるのですが、見積もり内のプランが期間限定のもので、現在は販売されていないということも多いです。
見積もりは、選択したプランや日柄、シーズン、結婚式までの準備期間などによって金額に大きく差が出るもの。
そのため、見積もりに関しては「こういうプランやケースもあるんだ」という程度に思っておいた方がいいでしょう。
また、各式場の見積もりの写真を見ることで、式場によって見積もりの出し方が異なることに気づくはずです。
最初の見積もり一つをとっても、「内容が薄く、最終的にかなり増額が予想される見積もり」と「丁寧なヒアリングで内容が濃く、あまり変更がなさそうな見積もり」などがあります。
これから結婚式を挙げるふたりに、どれだけ丁寧に対応してくれるかがわかりますよね。
チェックすべき口コミはコレ!
人気の場合、1つの式場で2000件近くの口コミが投稿されているところもあります。
その式場が気になるからと言って、すべての口コミを一つ一つチェックしていてはかなりの時間がかかってしまいますよね。
数多くの口コミの中から、ふたりがチェックすべき口コミをご紹介します。
並び替え機能を上手く使って、読むべき口コミを効率良く見つけてみてくださいね。
結婚式の時期が同じ口コミ
ふたりが結婚式を挙げる予定の時期に、実際に式を挙げた人の口コミはぜひチェックしましょう。
時期によって屋外でできる演出とできない演出があったり、季節感のある料理や式場内の装飾などが参考になったりするからです。
真冬や真夏のようなゲストに配慮が必要な季節の対処方法についても、先輩カップルたちがどのように準備、対応してきたのかを知ることができます。
また結婚式には、春や秋といった屋外でも過ごしやすい人気のオンシーズンとそうではないオフシーズンがあります。
オンシーズンは、式場もすぐに予約で埋まってしまう場合が多く、早くから式場見学や式場予約に取り掛かる必要があるため、早め早めに動くことが重要です。
いつごろ見学して挙式・披露宴の予約をしたか、さまざまな準備を始めたかなど、先輩花嫁たちの一連のスケジュールにも目を通しておきましょう。
ゲスト人数が同程度の口コミ
ゲストの人数が同じくらいなら、会場の広さやテーブルの数、配置の仕方などが参考になります。
雰囲気が異なる複数の披露宴会場をもつ大きな結婚式場の場合、ゲストの人数によって使用できる会場が限られることも。
ゲストの人数やテーブルの数に対して会場の広さに問題はないか、広いスペースを必要とする演出ができるかどうか、なども確認できますね。
ゲスト人数が同程度でも、自分の結婚式では車いすやベビーカーのゲストが多くなる予定の方もいるかもしれません。
その場合は、配慮が必要なゲストが会場から出入りしやすいよう席の配置に気を付けたり、通常よりも広めのスペースを準備したりすることをおすすめします。
口コミを読むときは、自分の結婚式の場合はどうなるかをイメージしながら見るのがポイントです。
結婚式の参列者による口コミ
結婚式場の口コミは、式場見学をした人・実際に結婚式を挙げた人・結婚式に参列した人などが投稿しています。
結婚式の参列者による口コミは、式場や結婚式を客観的に見た感想が書かれているため、とても参考になります。
特に演出や料理、式場スタッフの接客態度などの評価は正直なものでしょう。
参列者にとって結婚式の楽しみといえば、料理を挙げる人も多いです。
参列者からの料理の評価がイマイチな式場を把握しておけば、後々式場の候補を絞るときに役立つかもしれませんね。
また、気になる式場の参列者からの評価があまり良くない部分については、自分たちが結婚式を挙げるときに特に注意するポイントとして捉えておくといいでしょう。
大切なゲストをしっかりとおもてなしできてこそ、良い結婚式と言えます。
良い結婚式にするためにも、ゲスト目線の評価は必ずチェックしてください。
一方、結婚式を終えた本人の口コミは、結婚式をやり遂げた達成感から気持ちが高ぶり、高い評価をつける傾向にあります。
そのため、高評価をつけた理由をしっかりと把握することが大切です。
いくら高評価でも理由によっては、自分たちの結婚式とマッチしない場合もあるので注意しましょう。
低評価をつけている口コミ
低評価をつけるということは、何かしら式場に対して不満や気になった点があったことになります。
そのときたまたまで改善できることなのか、それとも根本的に問題があることなのか、低評価をつけた理由や原因をしっかりと確認しましょう。
低評価がつけられた部分は、実際に結婚式場を見学するときに確認することもできます。
低評価の口コミが投稿されてはいるものの、既に改善されていることもありますので、自分の結婚式で影響がないかどうか、必ず自分たちの目でチェックしてくださいね。
なお、結婚式を終えた本人が投稿する低評価の口コミは、特に要チェックです。
準備段階までは順調にいっていたにもかかわらず、式当日に式場側の不手際が多いと低評価をつけたくなりますよね。
- ほかの新郎新婦の結婚指輪がウェディングピローに準備されていた
- アルバイトスタッフばかりでプロの接客とは言い難く、もてなす側のこちらが見ていて恥ずかしくなった
など、あり得ないようなミスが自分の結婚式で起こる可能性もあります。
チェック体制やヘルプ体制、アルバイトスタッフの教育体制がしっかりと整った式場であるかの判断材料にもなりますので、低評価の口コミもしっかりとチェックしてください。
写真付きの口コミ
プレ花嫁向けの雑誌には、生花やキャンドル、バルーンなどの装飾がふんだんに使われた豪華な結婚式場で、幸せそうに結婚式を挙げる美しい花嫁の写真が載っていますよね。
写真を見て「わたしもこの式場で結婚式を挙げたい!」と思うプレ花嫁も多いはず。
しかし、こういった写真は多額のお金と、写真の加工を含むプロのさまざまな技術が詰まったものであり、一般人の結婚式ではなかなか実現が難しいかもしれません。
投稿された口コミの中には、実際の結婚式の写真が載っているものも多くあります。
撮影用に作られたものではなくリアルな結婚式の写真なので、装花のボリューム感や式場の雰囲気とのマッチ具合などが参考になるでしょう。
先輩花嫁たちのリアルな結婚式の写真を見ながら、自分たちの結婚式をイメージしてみてくださいね。
気になった写真があれば、スマホに保存しておくのもおすすめです。
無事に式場が決まったあとの打ち合わせのときに、自分たちが理想とする結婚式のイメージを上手く言葉で伝えるのは案外難しいもの。
保存しておいた写真を見せることで、分かりやすく伝えられますよ。
口コミで気になったことは質問してOK
口コミサイトを見てふたりの理想に近いと感じた結婚式場があれば、見学の予約をして実際に足を運んでみましょう。
その際、口コミで気になった点があれば、式場のスタッフに質問をして確認するようにしてください。
しっかりと準備した上で式場見学に来ていることが伝わり、誠心誠意対応してもらえるでしょう。
自分たちの結婚式を挙げる式場をもやもやした気分のまま決定するのはよくありませんし、疑問を残したままだと気持ち的にもすっきりしませんよね。
式場のスタッフも自分たちの式場を選んでもらいたいと思っているので、あなたが気になっている点について丁寧に説明をしてくれるはずです。
まとめ
口コミは、結婚式場選びにおいて、大切な判断材料の一つです。
参考にすべき口コミの探し方や、口コミを見るときに注意すべきポイントをあらかじめ押さえておくことで、十分式場選びに活用できます。
口コミを参考にして予習や準備をしたうえで式場に足を運び、疑問点をなくしてから自分たちの式場を決定してくださいね。
ふたりにとって、理想の結婚式場に出会えますように。