時期や日取りで費用を節約しよう!
結婚式には費用を抑えられる、節約にぴったりな時期や日取りがあるのをご存じですか。
時期や日取りで大幅に金額が変わってくるので、手っ取り早く節約したいときには一番に検討すべきポイントです。
オフシーズンで費用を節約
春や秋は結婚式のオンシーズンと言われ、土日は予約が集中する人気の季節。
気候が安定しており、屋外の演出でも過ごしやすいためです。
式場側が金額を高めに設定していても、どんどん契約が成立していきます。
一方、夏や冬は、結婚式のオフシーズン。
厳しい暑さや寒さの中、ゲストに結婚式場まで来てもらう必要があり、あまり人気ではありません。
台風や雪などの天候に左右されることも多いので、ビーチウエディングやガーデンウエディングといった屋外での式を希望するカップルや遠方からのゲストが多い場合は、特に注意した方がいいでしょう。
式場側はオフシーズンの結婚式の成約率を上げるために、金額を低めに設定したプランを打ち出すことが多いです。
オンシーズンと同じ内容のプランでも金額が大幅に安くなっていたり、おまけの特典が付いていたりするため、オフシーズンに結婚式を挙げるだけでもかなりの費用節約になります。
日取りで費用を節約
結婚式の費用は休日よりも平日の方が安く、また「六曜」によっても大きく変わってきます。
先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口の6つがあり、大安や友引が特に縁起が良いとされています。
結婚式や結納といったおめでたい日の六曜は気にする方も多いため、大安や友引の日を選ぶ方が圧倒的に多く、式場の金額設定も高め。
逆を言えば六曜を気にしない方にとっては、費用を抑えられる節約ポイントになります。
仏滅や赤口は縁起が悪いとされており、結婚式を挙げる日としては人気がないため、割引や特典をつけている式場が多いです。
そういった日を選ぶことで、式場により異なりますが大安と比べて1割から2割程度費用を抑えることができるため節約になります。
「費用を節約したいけれど、格式のある人気の式場で挙げたい!」という方は、仏滅の日であれば空いている場合もあるので、狙い目かもしれません。
ただし、ふたりにとっては気にならなくても、両家の親が六曜を気にする場合もあります。
費用を節約できるポイントではありますが、契約する前に必ず両家の親とも問題がないか話し合ってくださいね。
スタート時間で費用を節約
午前、午後、夕方と結婚式のスタート時間は大きく分けて3パターンあります。
夕方からの式の場合、どうしても終了時刻が遅くなってしまうため、ゲストの宿泊施設や帰宅手段を配慮する必要があります。
また、時間的にも二次会の開催が難しくなるため、夕方からの式を選ぶカップルは少なめ。
そのため夕方からスタートする式を選ぶことで、費用を節約できるケースは多いです。
夕方からのスタートで問題がなく、費用を節約したい方は式場に確認してみてくださいね。
持ち込めるものは持ち込んで費用を節約しよう!注意点も
式場経由で注文する引出物やウエディングドレスといったアイテムのすべてが割高な理由は、結婚式場の儲けである「中間マージン」が発生するためです。
できるだけ費用を抑えて節約する術の1つとして、持ち込めるものは自分たちで用意して式場に持ち込むのもおすすめ。
持ち込む際の注意点と併せて、おすすめの持ち込みアイテムとその節約方法をご紹介します。
ブーケやブーケトニア
ウエディングドレスもカラードレスも着る場合、ブーケも2つ準備するのが一般的です。
しかし、どちらのドレスにも合わせられるようなブーケであれば、1つでも問題ありません。
ブーケが1つであれば、数万円程度の節約になるでしょう。
ブーケの雰囲気を変えたいときは、ブーケのリボンを変えるのがおすすめ。
さらに節約したいときは、式後も飾っておける造花のブーケにすると金額を抑えられます。
ペーパーアイテム
席札や席次表、テーブルナンバーなどのペーパーアイテムは、節約のために手作りして持ち込む方も多いですよね。
インターネットで検索すると安くて品質も良く、デザインもおしゃれなものがたくさん出てきます。
手作りキットも数多く販売されているので、一度検討してみるといいでしょう。
自分で好みのものを探す手間はかかりますが、式場ですべて手配するよりは随分と費用を抑えられるので節約になりますよ。
持ち込み料に注意!
式場によっては、アイテムを持ち込む際「持ち込み料」がかかる場合があります。
ブーケやペーパーアイテム以外にも、引出物やウエルカムアイテム、プチギフトなども持ち込める場合が多いです。
正式な契約をする前に、それぞれのアイテムに持ち込み料がかかるかどうかの確認を必ずしておきましょう。
自分たちが用意したアイテム自体の費用は抑えられたとしても、持ち込み料が高額になれば費用節約に成功したとは言えませんよね。
持ち込み料との兼ね合いを見て、最終的に持ち込むかどうか決定してください。
ほかにもある!おすすめの節約術
結婚式場ではなかなか費用の節約術を教えてもらえないかもしれません。
しかし、料理やウエディングドレスなどほかにも節約できるポイントはたくさんあります。
節約するポイントはカップルごとに異なるかと思いますが、おすすめの節約術をご紹介しますね。
コース料理の一部をランクアップさせる
結婚式のコース料理は、ゲスト一人当たり1万円から2万円程度と金額の幅が広く、結婚式にかかる費用の大部分を占めます。
新郎新婦にとっては、費用節約のためにできるだけ安く抑えたい節約ポイントですよね。
しかし、ゲストにとって美味しい料理は、結婚式の楽しみの一つ。
費用節約のために料理のランクを下げ過ぎてしまうと、ゲストの期待を裏切ることになり、結婚式全体の満足度が大きく下がってしまう可能性があります。
料理の節約術としておすすめなのが、コース料理のランクを「中」にして、メインの食材だけをちょっと良いブランド食材に変更したり、アラカルトを1品追加したりして内容を充実させる方法です。
コース料理としてバランスが取れているかどうか、費用面も含めて式場の料理長と相談しながら決められるといいですね。
職場の上司やお世話になった恩師など、大切なゲストが口にすることになる料理。
自分たちで味や見た目に問題がないか確認をしておくのが、結婚式を主催する新郎新婦としてのマナーと言っても過言ではありません。
ブライダルフェアで婚礼料理が試食できる場合もありますので、ぜひ参加してみてくださいね。
また、女性ゲストが多い結婚式でおすすめなのが、デザートをビュッフェスタイルにすることです。
デザートビュッフェは見た目の美しさや豪華さもあり、演出の一つとして楽しんでもらえます。
費用はかかるものの、演出としての役割も果たしてくれるとなればお得かもしれませんね。
ウエディングドレスも持ち込みを検討しよう
レンタルの場合でも購入の場合でも、ウエディングドレス1着あたり20~30万円程度かける花嫁が大半です。
「ウエディングドレスに節約は不要!」と考える花嫁も多く、節約せずに30万円以上の金額をかける花嫁も少なくありません。
しかし費用が心配な方は、節約術として有名ブランドや素材にこだわらず探すのがおすすめ。
費用をかけなくても、おしゃれで素敵なウエディングドレスはたくさんあります。
デザインがシンプルなウエディングドレスであれば、数万円から購入できるものもありますので、かなり節約できますよ。
ウエディングドレスを持ち込む場合は、持ち込み料の確認を忘れないようにしてくださいね。
ブライダルエステは必要最低限の契約で
高額になりがちなブライダルエステの費用を節約する術は、主に3つあります。
1つ目の節約術は、ケアが必要なパーツを把握し、契約を必要最低限にすること。
自分が着るウエディングドレスのデザインによって、ケアすべきパーツは異なります。
まずは、ケアが必要なパーツを知ることが重要です。
フェイシャルやシェービングはどの花嫁にも必要かもしれませんが、ドレスのデザインによっては、普段なら気になる部分が上手く隠れて全く気にならないこともあります。
「特別な日のために全身きれいになりたい!」とあれもこれも契約したくなるかもしれませんが、契約は必要最低限の内容にして費用を節約しましょう。
2つ目の節約術は、金額が安価な体験コースを上手く利用すること。
自分にあったエステサロンを選べるよう、ほとんどのエステサロンには初めて利用する方向けの体験コースやお試しコースなどが用意されています。
そのような金額が抑えられたコースを上手く利用することで、ブライダルエステにかかる費用を節約することができますよ。
「一通りエステを受けてみたい!」という方は、複数のエステサロンをはしごして節約してもいいかもしれません。
それぞれのエステで違うパーツを施術してもらうことで、ブライダルエステ費用の節約になることもあります。
3つ目の節約術は、セルフケアを行うこと。
自分で行うセルフケアも、結婚式までに美しくなるための有効な手段です。
そしてエステに通うよりも費用面でかなり節約になります。
仕事帰りや休日に何度もエステサロンに通うのは、何十万と費用もかかりますし少々面倒ですよね。
まずは食べものや睡眠の質にこだわったり、エレベーターではなく極力階段を使ったりするだけで、健康的な体づくりの第一歩になります。
自分の肌質にあった化粧水やクリームを使ったり、美顔器を使ってマッサージしたりするだけでも違ってきますよ。
挙式スタイルを人前式に
人前式は参列してくれたゲストに結婚の承認をいただくスタイルの挙式。
近年人気がありますが、実は費用の節約ができる場合もあります。
キリスト教式や神前式では牧師さんや聖歌隊、斎主さんや巫女さんなど式の進行に関わる人たちの人件費や会場費がかかるため、人前式と比べて金額が高くなってしまうからです。
挙式スタイルにこだわりがない新郎新婦にとっては、人前式は個性も出せて特別感のある挙式にもなるため節約術としておすすめですよ。
まとめ
結婚式披露宴で節約できるポイントやおすすめの節約アイテムをご紹介しました。
結婚式は、一生に一度きりの特別な日です。
節約に必死になりすぎて、ふたりが理想とする結婚式からほど遠くなってしまっては元も子もありません。
結婚式の費用は、ゲストや自分たちのためにお金をかける部分と節約する部分のメリハリをつけることが大切です。
節約するポイントをふたりで話し合い、ふたりが納得したうえで金額を抑えられる部分は節約しましょう。
費用をかけなくても、工夫次第で素敵な結婚式にすることはできます。
節約を楽しみながら準備を進めてくださいね。