ウェディングドレスを人気ライン別に紹介!
ウェディングドレスにはさまざまなライン(シルエットデザイン)があり、ドレスのラインによって、見る人に与える印象やイメージが大きく異なります。
ここでは、ウェディングドレスの人気ライン別に特徴やイメージ、合う会場を紹介します。
なりたい花嫁姿のイメージや理想の結婚式会場に合ったドレス選びの参考にしてくださいね。
Aライン
ウェディングドレスの王道的存在であるAライン。
ドレスのラインがアルファベットの「A」の形に見えることから、Aラインと名づけられました。
上半身のデザインはすっきりとしており、スカートがウエストの切り替え部分から裾にかけてなだらかに広がるのが特徴です。
ウエスト位置が高く縦のラインも強調されるので、背が高く見えたり脚が長く見えたりとスタイルアップ効果も期待できます。
どんな体型の人でも着こなしやすいため、幅広い年代の多くの花嫁から支持されています。
自分の体型に合ったドレスのデザインが分からないという人は、Aラインから試着してみると良いでしょう。
Aラインはスカートのボリュームを調整できるのも魅力の一つです。
パニエを履かず細身のシルエットにすることで大人っぽい印象になったり、逆にスカートのボリュームを出すことで華やかで可愛らしい印象になったりします。
「上品」「シンプル」「王道」などのイメージに特にぴったりです。
Aラインのドレスはアレンジがしやすいため、どんな雰囲気の会場にも合わせられます。
チャペルや大聖堂など広い会場では、写真映えするロングトレーンのAラインがおすすめです。
プリンセスライン
プリンセスラインのドレスは、スカート部分が裾に向かってふんわりと膨らんだボリュームのあるデザインが特徴です。
Aラインよりもスカートの膨らみが大きいドレスです。
チュールといった柔らかくエアリーな素材で作られていることも多く、キュートで可愛らしい雰囲気になります。
「可愛らしい」「キュート」「華やか」などのイメージにぴったりです。
「可愛らしい花嫁になりたい!」という人は、お姫様のようなプリンセスラインのドレスを選びましょう。
プリンセスラインはお尻の大きさが気になる人におすすめのデザインです。
ボリュームのあるスカートでお尻が隠せるうえに、ウエストが細く見える効果があります。
スカートが広がるデザインなので、Aライン同様に大聖堂やチャペル、ホテルなどの広い会場で特に美しく見えます。
マーメイドライン
マーメイドラインのドレスは、その名の通り人魚のようなシルエットが特徴です。
身体にぴったりとフィットし、膝から下の裾が人魚の尾びれのような形をしています。
曲線美が目立つ、大人女性に人気のデザインです。
マーメイドラインのドレスは、「大人っぽい」「上品」「エレガント」といったイメージにぴったり。
くびれがあるメリハリボディーの人や背が高くやせ型の人がうまく着こなせるでしょう。
マーメイドラインはメリハリのあるデザインで着る人を選びますが、中にはあまり身体のラインが気にならない「ソフトマーメイドライン」というドレスも存在します。
通常のマーメイドラインと異なり、膝よりも上から裾の広がりが始まるデザインのため、下半身にフィットしすぎることがなく、柔らかい印象を与えます。
ソフトマーメイドラインは、動きやすさもアップしますよ。
マーメイドラインには勇気が出ないけれど、メリハリのある美しいドレスに挑戦したい人は、一度ソフトマーメイドラインを試してみるといいかもしれません。
エンパイアライン
エンパイアラインのドレスは胸下に切り替えがあり、ほかのドレスと比べてスカート部分が多いのが特徴です。
ウェディングドレスはウエスト切り替えのデザインのものが多いため、胸下切り替えのエンパイアラインは珍しいデザインだと言えます。
「ナチュラル」「上品」「リラックス」といったイメージによく合います。
エンパイアラインはワンピースに一番近いデザインのドレスであるため、レストランやガーデン、船上などのリラックスした雰囲気の会場にぴったりです。
お腹周りや脚の太さが気になる人におすすめのドレスで、妊娠中の人もお腹を締め付けない、ゆったりとしたラインなので綺麗に着こなせますよ。
また、胸下に切り替えがあることで、バストを大きく見せてくれる効果もあります。
小さめバストで自信がない人も、エンパイアラインのドレスならうまくカバーできるのでおすすめです。
スレンダーライン
スレンダーラインのドレスは、身体にフィットした全体的にすっきりとしたシルエットが特徴です。
ドレスのスカート部分にも膨らみがないため、ストンとしたシンプルなデザインになっています。
シルエットが細くすっきりとしているため、「スリムライン」「ペンシルライン」などと呼ばれることも。
「スタイリッシュ」「シンプル」「大人っぽい」といったイメージによく合います。
身体にフィットしたシンプルなデザインのため、背が高くやせ型の人がうまく着こなせるでしょう。
スカートの膨らみがなく小回りもきくため、レストランウェディング等のコンパクトな会場でも大丈夫。
ビーチウェディングやガーデンウェディングなどの開放的な雰囲気の会場にも合います。
ベルライン
ベルラインのドレスはウエスト部分を細く絞り、腰から裾にかけて丸みを帯びたベルのように広がっているのが特徴です。
ベルラインのドレスを着れば、気分はまるで中世ヨーロッパの貴族。
「ロマンチック」「可愛らしい」「上品」なイメージにぴったりなドレスです。
ロマンチックなイメージのあるベルラインのドレスは、ホテルやレストランなど厳かな雰囲気の会場によく合います。
ウエスト切り替えとボリュームのあるスカートはプリンセスラインのドレスと似ており、スタイルアップが叶うドレスです。
ミニ丈ドレス
ウェディングドレスのラインと同様に、ドレスのイメージを左右するのがスカート丈の長さです。
ミニ丈のドレスは、一般的にスカート丈が膝より上のドレスのことを言います。
ロングドレスと比べて、カジュアルで動きやすさが圧倒的に違います。
脚を見せるため、「若々しさ」「元気」「キュート」といった花嫁のイメージにぴったり。
レストランや二次会など、カジュアルな会場で着るのがおすすめです。
アレンジがしやすく個性的なミニ丈のドレスは、背が低めで小柄な人に似合います。
「人と同じドレスは避けたい」という花嫁に最適で、多くの人が選ぶロングドレスではないため、ゲストの記憶にも残りやすいでしょう。
ミニ丈のドレスはどうしても花嫁の足にゲストの目が行きがちなので、足のケアもしっかりと行い、ブライダルシューズにもこだわって素敵なものを選んでくださいね。
敢えてカジュアルなブーツやスニーカーを合わせてもおしゃれです。
ロングスリーブドレス
袖の有無や長さもドレスのイメージを大きく左右するものの一つです。
英国のキャサリン妃がロイヤルウェディングで着たことで一気に注目され、人気のデザインとなったロングスリーブドレス。
手首まで袖のあるデザインが特徴で、柔らかく女性らしい美しさが際立つドレスです。
袖部分が総レースのドレスはエレガントで、落ち着いた大人っぽい印象になります。
ロングスリーブドレスは肌の露出が控えめなため、袖付きのデザインの中で最も上品で気品が漂います。
「上品」「正統派クラシカル」「高貴」などのイメージにぴったりです。
大きな高級ホテルでのウェディングや荘厳な雰囲気の大聖堂でのウェディングにおすすめ。
華奢な腕をカバーできるため、やせ型体型の人でも上手く着こなせるでしょう。
ウェディングドレス選びのポイントとは?
一生に一度きりのウェディングドレス選びは、絶対に失敗したくありませんよね。
ウェディングドレスを選ぶときのポイントを3つ紹介しますので、必ず押さえておきましょう。
自分の理想や好みのドレスを選ぶ
自分が主役になれる結婚式では、自分の理想や好みのドレスを選ぶのがおすすめです。
自分が一番着たいと思うドレスを選ぶと気分も上がり、満足度も一段と高くなりますよ。
自分が着たいドレスのラインやデザインが決まっている人であれば迷うことも少ないかもしれませんが、ドレスを着ること自体が初めてで細かい好みまでは分からないという人もいますよね。
まずはSNSや雑誌等でさまざまな種類のウェディングドレスを見てみましょう。
先輩花嫁がどんなウェディングドレスを選んだのかを見ていくと、自分の好みがだんだんと分かってくるはずです。
体型に合ったドレスを選ぶ
自分の体型に合ったドレスを選ぶことで、スタイルがよりよく見える効果があります。
体型によって似合うドレスのラインやデザインが異なりますので、自分を一番美しく見せてくれる体型に合ったドレスを選ぶと良いでしょう。
隠したい部分と見せたい部分をあらかじめ自分で把握しておくことが大切です。
自信のないパーツや体型をうまくカバーしてくれるドレスを見つけてくださいね。
結婚式の会場に合ったドレスを選ぶ
結婚式会場の雰囲気に合ったドレスを選ぶのもポイントです。
上品でエレガントな雰囲気の会場に可愛らしいデザインのドレスは、ゲストにちぐはぐな印象を与えてしまいます。
会場の雰囲気とドレス、どちらの良さも最大限に活かしたいのであればそれぞれがマッチしていることが重要です。
まとめ
ウェディングドレスを人気のライン別に、それぞれの特徴やイメージ、合う会場と共に紹介しました。
ウェディングドレス選びでは、自分好みのドレスや体型に合ったドレス、会場に合ったドレスを選ぶことがポイントです。
ラインごとの特徴やイメージを知ったうえで、ウェディングドレスを選ぶ際のポイントを参考にしながら、自分にとって特別な1着を見つけてくださいね。